ANSWER:食い止められると思われている
IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change, 国連気候変動に関する政府間パネル)のWG1(第1作業部会)の第6次報告書(2021/08/09公表)で、人間活動が大気・海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない、との結論が出された。背景には、二酸化炭素が大量に排出されるようになった工業化前と比べて二酸化炭素濃度と気温が大幅に上がっていることなどが挙げられている。
従って、人間活動(主に工業化以降のCO2排出)が原因なのであれば、脱炭素すれば地球温暖化を食い止められるだろう、と考えられている。というのが表向きであり、国際的な政府間協議でその様に結論付けられたので、各政府・企業はこれに従い脱炭素に舵を切ったというのが実際の所と思う。
実際に地球規模で何が起こったのか、単純に二酸化炭素が増えたことが原因なのか、太陽の活動の所為なのか、地球は氷期に向かっているのかなど、温暖化が二酸化炭素に本当に依存していたのかを確かめる能力はまだ人類にはない。
ただ、二酸化炭素が原因であると考えるのが現時点で最も適当であり、もしそれが正しい場合、このまま二酸化炭素を排出し続けると地球が温暖化して大変なことになるので、できることからやっていこう、というのが実際のところだと思う。