Alden / D5706C Chukka Boot (Color 8 Shell Cordovan with Commando)

Shoes
Shoes

ホーウィン社製シェルコードバン Color8のチャッカブーツ
– バリーラスト
– コマンドーソール
– オールデン サンフランシスコ店別注
[和訳]

The Alden Shop of San Francisco, D5706C Chukka Boot (Color 8 Shell Cordovan with Commando), 2023/12/25
https://www.aldenshop.com/collections/cordovan-boots/products/d5706c-chukka-boot-color-8-shell-cordovan

着用感・サイズ感 (Wearability and size)

靴は実際に試着しての購入がMUSTだと考えるためサイズは割愛。但し、筆者の足は幅が広く甲が低い。
足のサイズはジャストでも羽根が閉じ切ってしまうことが多く、靴の内側小指の部分が大抵えぐれる。また、新しい革靴を履く時は大抵親指の第一関節と第二関節の間がボロボロになる。参考までに。
Size is omitted because we believe that shoes MUST be purchased after actually trying them on. However, the author’s feet are wide and have a low instep.
Even if the size of my foot is just right, I often find that the wings are not fully closed, and the inside of the shoe is usually gouged at the little toe. Also, when I wear new leather shoes, the area between the first and second joints of my thumb is usually torn up. For reference.

  • 初めて履いた時は圧倒的な感動だった。革靴を卸して初めて靴擦れもなく、足も痛くならなかった。更に言えば、こんなにも疲れない靴があるのか、というのも感動だった。流石は健康靴メーカーなのだけど、伸びないことで有名なコードバンでこんなに心地よく靴が履けるのかと。ただ、何回も履いているうちにソールが足に馴染んできて最初の感動は薄れていく。
  • 筆者はサンフランシスコ店で試着の上で購入した。サイズはUS 7 in。但し、同様に試着したTanker Bootだと7 1/2 inが丁度良かった。ラストと構造が違うので、同じブランドでも適性サイズはまちまち。ちなみに、ちゃんと確かめていないが、米国で8 in以下のオールデンを買えるのは、サンフランシスコと確かワシントンの2店舗だけとのネット情報。
  • 日本ではオールデンと言えばコードバンだが、米国現地人でコードバンを購入する人はあまりおらず、コードバンを購入していくのは日本人か中国人くらい。サンフランシスコ滞在中に30回ぐらい行って店員とも仲良くなったが、やはりその様に言っていた。
  • 購入した際に説明されたメンテナンス方法は、定期的にワックスを塗る、だけ。革靴好きだとアレもコレもと色々考えてしまうが、オーストラリアで靴を購入した時も同じだったので、割と海外では一般的なのかも知れない。とは言ってもやはりコードバン、光らせねば寧ろ悪い気がして帰国後にピッカピカにした。
  • コードバンを光らせる方法は割愛するが、まあ時間が掛かる。革にも個体差があり、毛穴的な物も平気であるので完璧な鏡面にはならない。慣れてないのもあるけど満足するほどに輝くまでに最初は1時間くらいかかった。ちなみに1回履くだけで折り目の部分が白くなるので、履く度に磨くことになる。
  • 日本では毛穴や革のムラなどが殆ど無いめちゃくちゃ綺麗なものしか店頭に並ばないっぽいが、米国だと普通に革ムラや毛穴などがある。筆者が購入した時も3足ぐらい出してもらって一番綺麗なのを購入したが、物に依ってはわざわざ高い値段だしてこの靴買うのにこの品質はちょっとな、と思ってしまう物もあった。また、Youtubeで昔見た動画で言っていたが、オールデンは結構左右差が出るブランドで、ドレスシューズをメインでやっていないし、アメリカブランドなのでさもありなんという印象。
  • 折り目付けは最後の最後まで悩んだ末、実施した。基本的に折り目付けは普段やらないのだけど、これだけは完璧に綺麗にしたい、という気持ちがどうしても抑えられなかった。実際やったらやったで満足している。

結論 (Conclusion)

憧れだったオールデン。履いて、磨いて、馴染んでを繰り返すだけで楽しい。足元を見るだけでご機嫌になるのは良い靴の力だ。磨く大変さは勿論あるが、そこに労力を費やした時間の分、履いている間が楽しくなる。逆に言えば、きっちり磨いていない時は、そのことが気になって逆に楽しめなかったりする。

1884年創立、医療用の矯正靴で世界的な名声を得た。インディージョーンズでハリソン・フォードが履いたインディーブーツはオールデンのもの。日本ではオールデン = コードバンという印象で、ホーウィン社のコードバンを利用しているというのは付加価値が高い。
筆者はまだオールデンに深入りした人間ではないが、深入りした人はパリのアナトミカでモディファイドラストのオールデンをアナトミカにサイジングしてもらって購入するものなのだという (オールデンを10足ぐらい持っている友人談、ちょっとカタカナ多くて何言ってるのか分からないが)。