Sanders / 1595B MILITARY DERBY BOOT

Shoes
Shoes

現在では希少となった3本針ミシンを使用した、別名ピューリタンステッチと呼ばれる、特徴的な3本のステッチラインがトウキャップと羽根部分に施されています。ヒール部分には英国ならではのクラウンマークを表現する事が許されています。
MOD(英国国防省)へのオフィシャルサプライヤーであるサンダース社が収蔵しているミリタリーシューズのアーカイブを基に、ラストから企画された日本限定のコレクションです。

SANDERS, 1595B MILITARY DERBY BOOT, 2023/12/21
https://sanders.jp/collections/military-collection/products/1595b-military-derby-boot?_pos=18&_fid=91a005d51&_ss=c
SANDERS, MILITARY COLLECTION, 2023/12/21
https://sanders.jp/collections/military-collection?sort_by=&filter.p.product_type=MILITARY&filter.p.m.my_fields.gender=MALE&filter.p.m.item.Color=BLACK

着用感・サイズ感 (Wearability and size)

靴は実際に試着しての購入がMUSTだと考えるためサイズは割愛。但し、筆者の足は幅が広く甲が低い。
足のサイズはジャストでも羽根が閉じ切ってしまうことが多く、靴の内側小指の部分が大抵えぐれる。また、新しい革靴を履く時は大抵親指の第一関節と第二関節の間がボロボロになる。参考までに。
Size is omitted because we believe that shoes MUST be purchased after actually trying them on. However, the author’s feet are wide and have a low instep.
Even if the size of my foot is just right, I often find that the wings are not fully closed, and the inside of the shoe is usually gouged at the little toe. Also, when I wear new leather shoes, the area between the first and second joints of my thumb is usually torn up. For reference.

  • サイズはジャストサイズを購入するのが良い。革は柔らかくなるがポリッシュドレザーなので伸びた感じはあまりしない。甲が高いので筆者はジャストサイズでも余裕が出る。なんで英国靴なのにこんな甲が高いのかと思っていたが、日本限定コレクションと聞いてなるほど、となった。
  • ちなみにポリッシュドレザーとはレザー表面に特殊な樹脂加工を施したものであり、所謂ガラスレザー。表面が樹脂加工されておりクリームが入っていかないので、メンテナンスは水拭き⇒乾拭きが基本。普通のガラスレザーと比べて仕上げが異なるのか、細かめの皺は入るものの割れた感じはしない。唯一ぱっくり割れているのは踵の部分で、一切無理に足を通すようなことはしていないが、履いているだけで割れた。ただ、擦れは表面樹脂が削れているので治らない。
  • タンの部分は紐を締める際に擦れるので樹脂が剥げてボロボロになる。履いている時には見えないので気にならないが、脱ぐと少し悲しい気持ちになる。想像以上にボロボロになる。
  • トウの三本ミシンはSANDERS特有で一目で分かる。昔は何故か矢印が縫ってあるもでるもあったが、あれは正直ダサいと思った。
  • 筆者はこれを会社に行く時の雨靴にしている。ホールが多くて履くのがちょっと面倒なので。

結論 (Conclusion)

ガラスレザーの良いところをきっちり享受できる良い靴である。スーツを着てもズボンの丈が短くなければハイカット感も分からないので会社にも堂々と履いて行ける。カーキのズボンと合わせてミリタリー感を出しても良い。
流石ポリッシュドレザーだけあって雨に強いので、雨靴としてガシガシ履けるのもかなり良い。

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Sanders & Sanders Ltd.は1873年にウィリアムとトーマスのサンダース兄弟によって、靴の聖地ノーサンプトン、ラシュデンに設立されました。当初はわずか5人の職人だけでのスタートでしたが、グッドイヤー製法の発展と1910年代のイギリス軍への軍靴供給契約をきっかけに大きく発展、5世代続くファミリーマネジメントを今日まで継続しつつ、今では世界中にクライアントをかかえる老舗シューメーカーとして知られています。

SANDERS, ABOUT SANDERS, 2023/12/21
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